渋谷クアトロスタンディング公演において、古くからファンの間で語り継がれているのが「柱問題」です。ビルの構造設計上、フロアのほぼ中央、ステージ正面後方左右に2本の極めて太い円柱が存在します。これが来場者の視界を遮る原因となっており、SNSやレビューサイトでは「渋谷クアトロ柱見えない」という悲鳴が定期的に散見されます。
「整理番号が200番台だったため油断して中程に入ったら、ちょうどボーカルの位置が柱にすっぽり隠れてしまい、腕やギターのヘッドしか見えなかった」というファンの声は決して誇張ではありません。この会場で渋谷クアトロ見え方の快適性を左右するのは、前後の距離感以上に「柱との位置関係」です。
視界の安全圏を確保するための鉄則は、大きく分けて次の2つに集約されます。
第1の選択肢は、柱よりも前方のエリア(ステージから前方約5〜7列目まで)に滑り込むことです。ここでは柱の影響を完全にゼロにできますが、圧縮が激しくなる人気公演では相応の体力と覚悟が求められます。
第2の、そして最も賢明な選択肢とされているのが渋谷クアトロ段差最前列の確保です。クアトロのフロアは中程から後方にかけて1段高くなっている段差エリアが存在します。この段差の柵前を確保できれば、前方の観客の頭越しにステージ全体を完全に俯瞰可能となり、ステージ上のドラムセットの足元まで視界に収めることができます。