相楽樹のキャリアを振り返ると、彼女が決して偶然のラッキーでブレイクしたのではなく、10代の頃から着実に演技力を磨き上げてきた生粋のバイプレイヤーであったことが分かります。
1995年3月4日生まれ、埼玉県出身。スカウトをきっかけに芸能界入りを果たし、2010年にドラマ『熱海の捜査官』で女優デビューを飾りました。派手なルックスで一過性の話題を集めるタレントとは一線を画し、自主映画や小劇場、インディペンデント作品に積極的に出演しながら、演出家の厳しい要求に応え続ける下積みを経験しています。
その努力が結実したのが、2016年度前期のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でした。高畑充希演じるヒロイン・常子を支える次女・鞠子役をオーディションで勝ち取った相楽樹は、文学少女特有の繊細さと家族を思いやる芯の強さを見事に表現。平均視聴率20%を超える国民的番組の中で、「昭和の空気感を最も自然に纏える若手女優」として、老若男女から圧倒的な支持を集めるに至りました。
朝ドラ終了後も、テレビ東京系『嫌われる勇気』やNHK BSプレミアムのドラマなどへ立て続けに出演。若手でありながら作品のトーンを安定させる重宝な存在として、プロデューサー陣からの信頼を確固たるものにしていきました。