名店「麺処 ほん田」で腕を磨いた店主・上條真司氏が2019年5月に創業して以来、琥珀の快進撃は止まりません。『ミシュランガイド東京』においてビブグルマンを連続獲得している事実は、単なる一時的なブームではなく、料理としての完成度が世界基準で認められている証拠です。
琥珀が提供する貝出汁ラーメンの最大の強みは、島根県宍道湖から直送される大和しじみから抽出される「コハク酸」の圧倒的な旨味濃度にあります。一般的な貝出汁ラーメンにありがちなエグみや青臭さを徹底的に排除し、動物系スープ(鶏・豚)のイノシン酸、昆布のグルタミン酸と掛け合わせることで、舌の上で爆発的な旨味の相乗効果を生み出しています。
店主の上條氏は業界の特別インタビュー等で「一口目でしじみの輪郭が鮮明に伝わり、最後の一滴まで飲み干したときに深い余韻が残るバランスをミリ単位で調整している」と語っています。その言葉通り、丼から立ち上る湯気のアロマから後味の引き際まで、計算し尽くされた一杯が多くの人々を虜にしています。