ネット上の情報やSNS動画を見て巨牛荘を訪れる人の中には、初歩的な勘違いによってその真価を味わいきれないケースが散見されます。現場で失敗しないために、知っておくべき3つの盲点と誤解を是正します。
第1の誤解は、「プルコギを自分で頻繁にいじってしまう」ことです。ジンギスカン鍋のような鉄板に乗せられた肉を見ると、焦げ付きを恐れてトングでかき混ぜたくなるのが人情です。しかし、巨牛荘の肉は極薄スライス。むやみに触ると肉が千切れ、せっかくの肉汁が蒸発してしまいます。基本的にスタッフがベストな火入れ加減を指導・調理してくれるため、指示があるまで鉄板に触れず、じっと待つのが最もジューシーに仕上げるプロの作法です。
第2の盲点は、「カルビやハラミなどの通常焼肉でお腹を満たしてしまう」ことです。巨牛荘には上カルビやロース、タン塩などの一般的な焼肉メニューも揃っており、肉質も上質です。しかし、これらを序盤に頼みすぎると、肝心のプルコギの注文数が減り、結果として鉄板の周囲に溜まる「肉汁の量と濃度」が不足してしまいます。締めのうどんの美味しさは、それまでに焼いたプルコギの量に完全比例します。2名なら最低3人前、3名なら4〜5人前のプルコギを焼き重ねてこそ、漆黒の極上肉汁ダレが完成するのです。
第3の裏技は、「ケジャンのタレの再活用」です。前述の通り、ケジャンの皿に残ったヤンニョムダレをスタッフに下げてもらわずテーブルに残しておき、締めのうどんを食べる際に少量絡めると、カニの出汁と辛みそのコクが加わり、味の立体感が何倍にも跳ね上がります。