飼い主から頻繁に寄せられるのが「子猫の性別いつわかるか理由を知りたい」という相談です。結論から言えば、誕生直後の当日から判別自体は理論上可能ですが、確信を持てる識別難易度は週齢の経過とともに大きく変わります。成長に伴って生殖器官がどのように発達していくのか、時間軸に沿ったロードマップを把握しておくことが大切です。
新生児期(生後0週〜2週)は、皮膚が薄く毛も生えそろっていないため形状自体は見やすいものの、体が小さすぎるためミリ単位の距離測定に慣れが必要です。これが生後1ヶ月子猫オスメス見分け方の段階に入ると、排泄が自立し始め、骨格もしっかりしてくるため、距離のギャップが肉眼で明確になります。
そして飼い主が待ち望む子猫のタマタマ確認時期は、生後2ヶ月から3ヶ月頃に訪れます。胎児期に腹腔内にあった精巣は、成長とともに鼠径管を通って陰嚢へと移動します。この「精巣下降」が完了するのが概ね生後50日から70日前後です。この時期になると、オス猫のお尻の下には小さな豆粒のような膨らみが2つ並び、触診でも柔らかな感触を確認できるようになります。
なお、生後3ヶ月を過ぎても陰嚢の中に睾丸が触れない場合、「停留精巣(陰睾)」の可能性があります。これは精巣がお腹の中や皮膚の下に引っかかって降りてこない病態であり、将来的な腫瘍化リスクを伴うため、獣医師による画像診断と適切な摘出処置が推奨されます。