Q1:バッサリ丸坊主にしてから半年新芽が出ません。完全に枯れたかどうかの見極め方は?
A1:幹の地際から30cm〜1mほどの高さの樹皮を、爪やコインで薄く削ってみてください。断面がみずみずしい黄緑色をしていれば形成層が生きており、まだ休眠から目覚めていない可能性があります。夏(7〜8月)を過ぎても断面が白茶色に乾燥し、枝先がボロボロと手で折れる状態であれば、完全に枯死しています。その場合は残念ながら再生は不可能です。
Q2:シマトネリコの背が高くなりすぎたため高さを下げたいです。芯止めは絶対にダメですか?
A2:高さを抑えること自体は可能ですが、「主幹を途中でバツンと水平に切断する」のがNGです。高さを下げたい場合は、希望する高さの直下にある「斜め前方に伸びている元気な側枝」の分岐点ギリギリで主幹を斜めに切り落とします。こうすることで、残した側枝が新たな主輪役を引き継ぎ、植物ホルモンの暴走を防ぎながら自然な樹形を維持して高さを下げることができます。
Q3:剪定した太い枝の切り口から大量の樹液が出て止まりません。大丈夫でしょうか?
A3:春先の3月〜4月にかけて剪定を行うと、根が水を吸い上げる圧力が強いため、切り口からポタポタと水滴のような樹液が滴り続ける「溢泌(いっぴつ)現象」が起きます。数日から1週間程度で自然に止まることがほとんどですが、木の体力が奪われる原因にもなります。剪定後は速やかに市販の樹木用癒合剤(トップジンMペーストなど)を厚めに塗布し、水分の蒸発と雨水・雑菌の侵入を防いでください。
Q4:冬の間に伸びきった枝を少しだけ切りたいのですが、どこまでなら切っても安全ですか?
A4:12月〜2月の厳冬期に行う場合は、指の太さ以上の太枝を切ることは絶対に避けてください。冬場に許されるのは、小指の半分以下の細い小枝を間引く「軽微な透かし剪定」のみです。葉全体の20%以上を一度に落とすような剪定は冬場には行わず、春の芽吹き(4月下旬以降)を待ってから本格的な切り戻し作業を行ってください。