鮮魚売り場でたらを購入する際、最も注意深く確認したいのがパッケージの表記です。店頭には主に「生たら」と「甘塩たら(塩たら)」が並んでいますが、離乳食に使う際は原材料名に「食塩」の表記がない「生たら」を選ぶのが鉄則となります。
甘塩たらは保存性を高めるために強い塩分が加えられており、乳幼児の未発達な腎臓には大きな負担となってしまいます。仮に茹でこぼして塩抜きを行っても、完全に塩分を抜くことは困難です。赤ちゃんの味覚形成と内臓への負担を考慮し、必ず無塩の「生たら」を選びましょう。
また、魚の種類にも明確な違いがあります。離乳食に適しているのは、タラ目タラ科に属する「真鱈(マダラ)」です。一方で、名前に「鱈」と付きながらも全く別の魚である「銀鱈(ギンダラ)」は、カサゴ目ギンダラ科の深海魚で脂質が極めて高く、消化機能が未熟な幼児には胃もたれや消化不良を引き起こすリスクがあります。
離乳食完了期における白身魚の種類としては、真鱈のほかに鯛(タイ)やかれい、ひらめなどが定番です。中でも真鱈は身離れが良く、高たんぱくかつ低脂質なため、パクパク期の主菜として非常に扱いやすい食材です。