大手ドラッグストアの店頭で日々相談を受ける薬剤師や登録販売者の証言によると、購入者の相談内容には明確な世代間・ライフスタイル別の傾向が表れています。
都内の調剤併設型ドラッグストアに勤務するベテラン薬剤師は、現場のリアルな実態を次のように明かします。
「お客様から『とにかく今すぐ治る一番強いやつをちょうだい』と指名されるのがロキソニンSです。しかし、詳しくヒアリングしてみると『普段から胃が荒れやすい』『仕事で大型車を運転する』といった方が少なくありません。ロキソニンSプレミアムやバファリンプレミアムのように鎮静成分(眠気を誘発するアリルイソプロピルアセチル尿素)が入っている上位製品を、眠気のリスクを知らずに選ぼうとしているケースも目立ちます。痛みの強さだけでなく、その日の行動予定まで考慮して案内することが重要です」
ネット上の掲示板や知恵袋、SNSのコミュニティでも、「コロナ禍以降にアセトアミノフェン 違いを意識するようになった」「胃腸炎のときにロキソニンを飲んで胃を痛めた経験から、普段はタイレノール、どうしても耐えられないときはロキソニンと使い分けている」といった、リスクを理解した賢い使い分けの声が確実に増加しています。