アサイーボウルが「太りやすい」と囁かれる最大の理由は、ベースとなるフルーツそのものの性質と、完成品であるボウル全体の栄養設計に大きな乖離がある点にあります。
ブラジル・アマゾン原産のヤシ科植物であるアサイーは、ポリフェノールや鉄分、良質な不飽和脂肪酸(オレイン酸など)を豊富に含む一方、果実自体の糖分はほぼゼロに近いという特徴を持っています。代表的なメーカーであるサンバゾン アサイー(無糖ピューレ)のカロリーを見ても、100gあたり約72kcal、糖質はわずか1〜2g程度に過ぎません。
しかし、カフェや専門店で提供されるアサイーボウル 1食あたり カロリーは、一般的なレギュラーサイズでおよそ450kcal〜650kcalに跳ね上がります。これは白米お茶碗2杯分、あるいは軽めのカツ丼やラーメン小盛りに匹敵する熱量です。アサイー自体の渋みや酸味を和らげるために、ベース作りの段階でバナナ、リンゴジュース、練乳、シロップが大量にブレンドされ、さらにその上に高カロリーな具材が重なることで、実態は「高糖質・高脂質なスイーツ」へと変貌を遂げています。