現在のグループ戦略において極めて明確なのが、立地特性に応じた屋号の棲み分けである。郊外の大型モールやファミリー層が集中する広域拠点には「イオンスタイル」を配備し、体験型消費やライフスタイル提案を強化する。広大な売り場でアパレルからキッズ、住まい関連までをカバーする構図だ。
一方、都心部や駅前立地の旧ダイエー拠点は「ダイエーフードスタイル」へと再設計されている。単身者や共働き世帯をターゲットに、デリカテッセンや簡便食材、少量パックの生鮮品を前面に押し出す。ターゲット層のライフスタイルに直結したコンパクトな売り場構成に特化させることで、狭小商圏でも高密度な売上を叩き出す都市型スーパーとしての新機軸を確立した。