医療現場において、看護師の英語の必要性が叫ばれる背景には単なる国際化にとどまらない切実な事情があります。最大の理由は、救急外来や一般病棟における外国人患者の受け入れ件数が右肩上がりで増え続けていることです。問診票の記入案内からアレルギーの確認、処置内容の説明まで、正確な意思疎通ができなければ重大な医療事故につながりかねません。
2つ目は、多国籍なスタッフとの連携です。医師や看護補助者、薬剤師に外国籍のプロフェッショナルが加わる現場が増え、申し送りや業務指示のやり取りで基礎的な語学力が求められる場面が日常化しています。
そして3つ目が、最新の医療知見へのアクセスです。国際的なガイドラインや看護研究の原著論文は英語で発表されるため、専門分野のキャリアを深める上でも語学力は強力な武器となります。