赤線・青線とは何か?知られざる歴史と消えた色街の真相を徹底解説

赤線・青線とは何か?知られざる歴史と消えた色街の真相を徹底解説

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当時の資料や警視庁史、厚生省(現・厚生労働省)の性病予防統計を検証すると、赤線と青線には営業形態、建築様式、そして従事した女性の労働環境に至るまで明確な格差が存在していました。その実態を構造別に整理した比較データは以下の通りです。

項目赤線(特殊飲食店街)青線(無認可私娼街)編集部の見解・分析警察の管轄と法的性格所轄署が特飲街として指定。事実上の管理・黙認状態非公認・無許可。常に摘発・強制捜査の対象公娼廃止の建前を保つため警察が二重基準で運用した歪みの象徴建築様式と外観いわゆる「カフェー建築」。豆タイル、円柱、ステンドグラスバラック風の木造小料理屋、呑み屋、連れ込み宿赤線は「飲食店」の偽装と客引きのためにモダン意匠を競い合った衛生検査・健康管理週1回〜月2回の義務的性病検診(健康保険証・検診パス所持)組織的な検診なし。性病罹患リスクが極めて高い状態戦後のペニシリン供給と衛生統制の境界線がそのまま引かれていた全国規模・店舗数(全盛期)全国約1,500カ所、従事女性は約13万人〜15万人実態把握困難。非公式推計で数万人規模が潜在赤線以外の闇市場として青線が全国の主要駅裏や盛り場に乱立終焉と法律施行1958年4月1日の売春防止法完全施行により一斉廃止施行前から取り締まり強化で消滅、一部は地下化・ソープ等へ変容赤線廃止により、女性の一部が現代のソープランド等の前身へ流出

表からもわかる通り、赤線は公認という名の「囲い込み」政策でした。赤線の業者たちは税金を納め、所轄警察署の鑑札(特飲店許可プレート)を玄関に掲げ、保健所の検診記録を提示することで、一種の治外法権的な営業権を獲得していたのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。