医療現場の若手技師の間で時折話題にのぼるのが、「超音波医学会と超音波検査学会のどちらに所属すべきか」「検査学会単独ではキャリアアップに不利になるのではないか」という疑問です。しかし、この噂は両学会の成り立ちと目的を正しく理解すれば杞憂に過ぎません。
日本超音波医学会(JSUM)が医師を中心とした基礎医学研究や診断基準の策定を主導するアカデミアであるのに対し、日本超音波検査学会(JSS)はコメディカル主体の「実践的スキャン手技の向上、アーチファクトの判別、検査プロトコルの統一」に特化した学会です。両学会は緊密に連携しており、日本超音波医学会認定の「超音波検査士」制度においては、日本超音波検査学会の正会員歴や学会参加実績が必須要件・加点対象として正式に組み込まれています。臨床現場で即戦力となる走査技術を磨き、資格を最短で目指すのであれば、超音波検査学会への所属は決定的なアドバンテージとなります。