イタリアにないナポリタンの真相|横浜発祥の驚きの歴史を徹底解説

イタリアにないナポリタンの真相|横浜発祥の驚きの歴史を徹底解説

今注目を集めている イタリアにないナポリタンの真相|横浜発祥の驚きの歴史を徹底解説について、多角的な視点をご紹介しています。

では、実際に母国の食文化に絶対の誇りを持つイタリア人は、日本のナポリタンをどのように受け止めているのでしょうか。テレビ番組の検証企画や在日イタリア人の発信、SNS上の声を取りまとめると、そこにはナポリタン イタリア人の反応における強烈な二面性が浮かび上がります。

第一声として圧倒的多数を占めるのは、強い拒絶感とカルチャーショックです。

「パスタをケチャップで味付けするなど、神への冒涜だ」「なぜ茹でてから時間を置いたブヨブヨの麺を食べるのか。アルデンテを殺している」「ピーマンの青臭さと加工肉の脂っこさがパスタの小麦の香りを完全に破壊している」

イタリア食文化において、ケチャップはフライドポテトにつける調味料であり、パスタにかける行為はタブー中のタブーと見なされています。イタリア料理アカデミー関係者や伝統主義者が眉をひそめるのも無理はありません。

しかし、先入観を排して口にした現地出身者の間からは、全く別の評価も聞こえてきます。都内のイタリア料理店で働くナポリ出身のシェフは、あるWebメディアのインタビューで次のように語っています。

「これを『イタリアのパスタ』だと思って食べたら怒りで気を失いそうになる。しかし、『日本の炒めヌードル(ヤキソバ)』という独立した異国の料理として向き合うなら、焦げたケチャップの旨味と麺のもちもち感は驚くほど中毒性がある」

拒絶と受容の狭間で揺れるこの生の声こそ、ナポリタンがイタリアの模倣を超えて完全な独自料理に進化を遂げた証拠と言えます。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。