Q1:飛行機に乗った後、耳の詰まりは何日くらいで自然治癒しますか?
A1:軽度の一過性のものであれば、数時間から長くとも24〜48時間以内に自然治癒します。もし3日以上経過しても「水が入ったような感覚」や「音がこもる状態」が続く場合は、鼓膜の内側に液が溜まる滲出性中耳炎などを発症している可能性が高いため、自然治癒を待たずに耳鼻咽喉科を受診してください。
Q2:耳抜きができないとき、力任せに鼻をかむように息を吹き込んでもいいですか?
A2:絶対に避けてください。耳管が塞がっている状態で過度な圧力をかけると、鼓膜の破裂や、内耳の膜が破れてリンパ液が漏れ出す「外リンパ瘻」を引き起こし、重度のめまいや恒久的な難聴を招く危険があります。唾を飲み込む「トインビー法」やあくびを試しても改善しない場合は、無理にいじらず医師に相談しましょう。
Q3:耳鼻科を受診した場合、どのような治療が行われますか?痛いですか?
A3:基本的には痛みの少ない処置が中心です。専用の器具で鼻から耳へ細い金属管を通して空気を送る「耳管通気療法」や、粘膜の腫れを鎮めるネブライザー吸入、抗アレルギー薬・消炎鎮痛薬の処方が行われます。中耳に多量の液体が溜まり激痛がある重症例に限り、鼓膜に極小の穴を開けて液を抜く「鼓膜切開」が行われますが、局所麻酔を用いるため強い苦痛はありません。
Q4:風邪気味だけど飛行機に乗らなければなりません。最低限の予防策はありますか?
A4:搭乗前の体調管理が第一ですが、やむを得ない場合は、ドラッグストア等で市販の「気圧調整機能付き耳栓」を購入して搭乗時から着けておくこと、そして離陸および降下の30〜40分前に「血管収縮剤配合の点鼻薬」を使用して鼻腔を開通させておくことが極めて有効です。機内ではこまめに水分を補給し、ガムを噛むなどして嚥下回数を増やすよう心がけてください。