広告代理店関係者が明かすキャスティングの裏側において、フレッシュタイプに属する芸能人の価値は年々高まっています。2025年から2026年にかけた大手調査機関のタレントイメージ調査でも、上位にランクインする女優の約4割にフレッシュタイプの特徴が見られます。最大の理由は、視聴者に警戒心を抱かせない「圧倒的なノイズの少なさ」と「生活感に寄り添う透明感」にあります。
かつての平成カルチャーでは、目鼻立ちが極めて華やかな彫りの深いビジュアルが脚光を浴びる場面も多く見られました。しかし、スマートフォンやSNSが生活のインフラとなり、画面越しにタレントと日常的に接する現代の視聴環境では、威圧感のないフラットな顔立ちが極めて心地よく映ります。大手飲料メーカーや日用品ブランドのCMに本田翼や永野芽郁が継続起用され続ける背景には、日常空間に溶け込みながら商品の誠実さを保証する視覚心理効果が働いています。
取材に応じた広告キャスティングディレクターは次のように語ります。「フレッシュタイプの方々は、画面の中に登場した瞬間に生活空間の空気を澄ませる力を持っています。視聴者が無意識に『自分の身近にいそうな、でも絶対にいない清廉な存在』として認識するため、炎上リスクが低く、購買行動への心理的ハードルを下げてくれるのです」。この構造こそが、彼女たちが長期にわたり第一線で愛され続ける決定的な理由です。