名城大学女子駅伝部はなぜ強い?黄金期支える指導法と進路の真相

名城大学女子駅伝部はなぜ強い?黄金期支える指導法と進路の真相

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名城大学の強さの背景にはどのような練習があるのか。ネット上では「朝から晩まで過酷な距離を踏みまくっているのではないか」という憶測も飛び交いますが、現場の取材から見えてくるのは極めて合理的かつ緻密に計算されたトレーニングプログラムです。

平日の練習メニューは、朝練習(各自ジョグや体幹補強が中心)から始まり、午前・午後の大学の講義を挟んで、夕方から全体の本練習を実施します。走行距離を盲目的に増やす「距離信仰」ではなく、目標レースから逆算されたペース走やインターバルトレーニング、乳酸値をコントロールする閾値走が軸となっています。

夏期には長野県の御嶽山麓や菅平高原、北海道などの準高地・冷涼地で過酷な強化合宿を敢行。朝夕の起伏走や標高を生かしたインターバルで徹底的に心肺機能と脚筋力を追い込みます。当時の主力部員の手記やメディアインタビューでは、「合宿中は階段を降りるのも辛いほど筋肉痛に苦しめられた」といった過酷さを物語る告白がある一方、「苦しい練習の直後ほど仲間同士で声を掛け合い、食事の場では笑顔が絶えない」という風通しの良さが強調されています。

練習拠点の愛知県春日井市にあるクラブハウスや学生寮では、アスリートに最適化された温かい栄養バランス食が提供され、体重や心拍数、主観的疲労度(RPE)を毎朝アプリで管理。感覚に頼らず、疲労の兆候が見られれば無理をさせず別メニューに切り替えるなど、怪我の芽を未然に摘むマネジメントが徹底されています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。