Q1:自分が毒親育ちだと気づいた後、まず何から始めればいいですか?
A1:最初に行うべきは「親の価値観と自分の価値観の仕分け」です。これまで当たり前だと思ってきた「〜すべき」「〜してはならない」というルールの主語が誰かをノートに書き出してみてください。もし主語が「親」であるなら、それを自分の意志として選び直すか破棄する作業を行います。専門の心理カウンセラーによるトラウマケア(認知行動療法やEMDRなど)を併用することも極めて有効です。
Q2:親に対して強い怒りや憎しみが消えません。この感情を持つ自分は冷酷でしょうか?
A2:決して冷酷ではありません。激しい怒りや憎悪は、理不尽に傷つけられた尊厳を取り戻そうとする自然で健康的な防衛反応です。怒りを無理に抑圧して「許そう」とすると、感情は内向して深刻な抑うつを引き起こします。「自分はそれほどひどい扱いを受けていたのだ」と、怒りを抱く自分を全面的に肯定してあげることが回復への不可欠なプロセスです。
Q3:結婚して子どもを持った時、同じように毒親になってしまわないか不安です。
A3:「毒親になるかもしれない」と恐怖を自覚できている時点で、無自覚に子どもを支配していた親とは決定的に異なります。毒親の最大の問題は、自らの非を認めず正当化することです。恐れを感じているなら、育児において感情が爆発しそうになった際のクーリングオフ方法を用意し、配偶者や公的機関、子育て支援コミュニティなど外部の目を積極的に家庭に入れることで、世代間連鎖を確実に防ぐことができます。