一般的にドライブシャフトブーツ寿命の目安は、走行距離5万〜10万km、または新車登録から5年〜7年前後とされています。特にハンドルを大きく切る機会が多い街乗り車や、寒暖差・紫外線に晒される環境下ではゴムの硬化が早まる傾向にあります。
点検時に見逃してはならないのが、特有のドライブシャフト異音とグリス漏れ症状です。主な初期症状と危険度の進行は以下の段階を辿ります。
- 初期症状(外観の異変):ホイールの裏側、サスペンション周辺、フェンダーハウス内に黒褐色〜灰色の粘り気のあるグリスが円状に飛び散っている。
- 中期症状(亀裂の進行):ゴムの蛇腹(谷部分)に細かなひび割れが目立ち始め、ステアリングを切った際に負荷がかかってパックリと裂ける。
- 末期症状(金属摩耗の異音):交差点の右左折時やUターン時、アクセルを踏み込みながらハンドルを切った際に「カリカリ」「カタカタ」「コキコキ」という連続した金属打撃音が発生する。
すでに旋回時の異音が出ている段階では、ブーツ内部のベアリングが傷んでいる証拠です。この段階に達すると、単なるブーツ交換だけではトラブルを解決できなくなります。