Q1:マンションのベランダでもフジバカマを植えればアサギマダラは来ますか?
A1:低層階(1〜3階程度)で周囲に街路樹や公園などの緑地ネットワークがある環境であれば、ベランダへの飛来事例は報告されています。ただし、5階以上の高層階や風が吹き荒れるベランダには滅多に降り立ちません。ベランダで育てる場合は、10号以上の大きめの深鉢に複数株を寄せ植えし、緑の塊として視認させることがポイントです。
Q2:庭に来るアサギマダラはオスばかりなのは本当ですか?メスはどこにいる?
A2:事実として、フジバカマに夢中で吸蜜している個体の多くは雄です。雄は性フェロモンの合成に必要なピロリジジンアルカロイド(PA)を激しく渇望するため、花に長居します。一方、雌もエネルギー補給として吸蜜に訪れますが、PAに対する執着が雄ほど強くないため、滞在時間は短く、すぐに幼虫の食草(キジョラン等)を探す移動へと移る傾向があります。
Q3:幼虫の食草であるキジョランも一緒に庭に植えた方が良いですか?
A3:成虫の姿を楽しみたいだけであれば、キジョランを植える必要はありません。キジョランは本来、照葉樹林の林床に自生する常緑の蔓植物で、強い直射日光を嫌い、一般の庭先では栽培難易度が高めです。また、幼虫が葉を食害すると景観を損ねる側面もあります。まずは栽培が容易で誘引力の高いフジバカマの群生づくりから着手することをおすすめします。