愛媛マラソンの交通規制において、交通ネットワークへの打撃が最も苛烈なのが国道196号通行止めです。松山市中心部と北条・今治方面を直結するこの基幹道路は、片側2車線の高規格なバイパスも含めて完全にランナー専用路へと変貌します。
この遮断によってリアルタイムで発生するのが、逃げ場を失ったマイカーや商用車による北条バイパス渋滞情報の赤点灯です。バイパスと並行する旧国道196号や県道17号(北条玉川線)、さらには山側の農道へ迂回しようとする車両が一斉に殺到するため、北条スポーツセンターやJR光洋台駅周辺のボトルネック交差点では、平時の3倍〜4倍以上の通過時間を要する大混雑が常態化しています。
さらに見逃せないのが、市内外縁を連絡する松山環状線混雑状況の深刻化です。北環状線(国道196号接続部)から西環状線にかけて、コースを横切ることができない車両が滞留し、山越交差点や鴨川周辺のアンダーパス手前を先頭に数キロ規模の車列が形成されます。地元配送業のドライバーは取材に対し、「当日は環状線を跨ぐルートの配送は原則として午前中見合わせるか、夜間便へシフトせざるを得ない」と現場の窮状を証言しています。