就活情報サイトや就活生の口コミコミュニティ、大学のキャリアセンターに集まる生の声を取材すると、TOEIC対策に失敗する学生には共通する行動パターンがあることが浮き彫りになります。
「3年生の冬、インターン直前に慌てて公式問題集を開いたが、分量が多すぎて消化不良に終わった」「難解な単語帳を1冊丸暗記しようとしたが、リスニングのスピードについていけず本番で頭が真っ白になった」といった手記や告白は枚挙にいとまがありません。TOEICは単なる語学試験ではなく、「2時間で200問を処理する情報処理スピードテスト」であるため、無計画な丸暗記学習は挫折の温床となります。
目標達成のために必要な大学生のTOEIC勉強時間の目安は、現在の保有スコアと目標スコアのギャップから逆算する必要があります。プロの英語指導機関や教育統計の標準モデルによれば、スコアを100点引き上げるために必要な学習時間は約200〜300時間とされています。例えば、現在の実力が500点の学生が大手企業基準の700点を目指す場合、最低でも400〜500時間の学習量を確保しなければなりません。
1日2時間の学習を毎日継続しても、200時間を積み上げるには3ヶ月強を要します。大学の講義、定期試験、アルバイト、サークル活動と並行しながらこの学習時間を捻出するのは決して容易ではありません。大学3年生の採用広報解禁直前に焦り始めても間に合わないのは自明の理です。「大学2年生の後半から着手する」、あるいは「長期休暇の2ヶ月間に集中して1日3時間のブートキャンプを行う」といった、長期的な学習スケジュールの設計こそが勝敗を決定づけます。