幼体連スポーツクラブは、1976年に久保勉氏によって創設され、幼稚園・保育園における正課体育指導および放課後の課外クラブ運営を手がける幼児体育専門機関です。現在は有限会社ワイエスシージャパン幼体連スポーツクラブや、東京都八王子市を拠点に「ARTEサッカースクール」などを展開する株式会社幼体連スポーツクラブなど、首都圏を中心に強固なネットワークを築いています。
指導方針の根底にあるのは「心の共育」です。単に鉄棒やマット運動の技術を競わせるのではなく、「応援」「感動」「感謝」という3つの心を育むことを公式理念に掲げています。公式発表資料や現場のプログラムを見ても、技術至上主義に偏らず、仲間と協力し達成感を分かち合う情操教育に重きが置かれているのが特徴です。
気になる指導員の評判について、現場の保護者への取材や口コミデータを検証すると、「礼儀正しく、子どもの扱いが抜群に上手い」というポジティブな評価が圧倒的多数を占めます。人見知りの激しい幼児であっても、独特の明るい声かけとテンポの良い指導で一気に惹きつけるプロのスキルは、保育関係者の間でも定評があります。
一方で、指導員の若返りが進む現場特有の課題も浮かび上がっています。ある現役保護者は次のように現場の実情を打ち明けます。
「担当の先生が交代した際、前の先生は一人ひとりの苦手分野を丁寧に見てくれていたのに、新しい先生は全体の進行に追われて個別の声かけが減ってしまったように感じました。元気さは素晴らしいのですが、子どもを観察する眼力には経験の差が出ます」
幼体連スポーツクラブの評判を左右しているのは、カリキュラムそのものよりも「巡回してくる担当指導員との相性」であり、ここに家庭ごとの評価の割れ目が生じています。