カード難民が陥りやすい最大の誤解は、「デポジット型なら100%誰でも通る」という思い込みです。確かにデポジット型は過去の事故履歴に対して寛容ですが、以下の条件に該当する場合は例外なく審査落ちとなります。
- 現在進行形で他社の支払いを延滞・放置している(過去の事故ではなく、今まさに滞納している人は不可)
- 反社会的勢力との関係が疑われる、または本人確認書類の提出ができない
- 過去にそのカード会社(または同一グループ会社)で金融事故を起こしている(社内ブラックは半永久的に保持される)
もうひとつの深刻な盲点は、消費者金融系カードに多く見られる「リボ払い専用」という支払構造です。たとえばACマスターカードは即日発行性と柔軟な審査で知られますが、標準設定がリボルビング払いとなっています。毎月の支払額が一定に抑えられる反面、実質年率10.0%〜18.0%の手数料が発生し、残高を把握せずに使い続けると元本が全く減らない泥沼に陥ります。手数料を支払わずに一括払いで済ませるには、毎月所定の期日までに利用残高を手動で全額精算する手続きが必要であり、これを理解せずに運用するのは極めて危険です。
カードを持ちたいという強い焦燥感が、こうした金融リテラシーの死角を生み出してしまう構造に警戒しなければなりません。