音羽屋の家系図を語る上で欠かせないのが、尾上松緑(おのえ・しょうろく)家との血縁関係です。
七代目菊五郎の父は名優・七代目尾上梅幸ですが、その梅幸の弟にあたるのが、昭和の歌舞伎界で不世出の巨星と称された二代目尾上松緑です。つまり、二代目松緑は七代目菊五郎の実の叔父にあたります。
二代目松緑の長男が初代尾上辰之助(後に三代目松緑を追贈)、そしてその息子が現在の四代目尾上松緑です。したがって、七代目菊五郎と四代目松緑は「従兄弟の子(従甥)」の関係にあたります。
四代目松緑の長男である尾上左近も含め、菊五郎家と松緑家は舞台上でも息の合った共演を重ねており、菊五郎劇団を中核で支える強固なツートップとして音羽屋の屋台骨を形成しています。