長年、J-ROCKファンの間では「TakaとHiroの確執」が囁かれ続けていた。同じボーカルというポジション、似た声質、そして同じロックシーンでの競合。Hiro自身も初期のインタビューで「兄を超えたい」「比較されるのが嫌だった」と素直な葛藤を吐露していた。長らくメディアやライブでの共演を避けてきた二人の関係に、劇的な変化が訪れたのが2026年の東京ドーム公演「VS」だった。
ONE OK ROCKとMY FIRST STORYによるツーマンライブ。超満員の東京ドームで繰り広げられた対バンは、日本のロック史に刻まれる歴史的な一夜となった。ステージ上で繰り広げられた対談のようなMCで、Takaは弟の成長を温かい眼差しで認め、Hiroは兄という巨大な存在に対するリスペクトを隠さなかった。比較とコンプレックスに苦しんだ10代を経て、30代を迎えた兄弟が互いを一人のミュージシャンとして認め合ったあの瞬間、長年の「確執説」は完全に払拭された。