港からの心地よい潮風と、明治・大正期のレトロ建築。門司港エリアの夜が一変している。今年リニューアルされた「門司港ベイサイド・イルミナイト」は、単なる電飾イベントの枠を完全に超えた。
旧門司税関や国際友好記念図書館の重厚なレンガ壁に投影されるのは、最先端のインタラクティブ・プロジェクションマッピングだ。観客の手元のスマートフォンや動きに反応して、光のパターンとサウンドがリアルタイムに変化していく。かつて貿易港として栄えた歴史の物語が、幻想的な光の粒子となって夜空に舞い上がる様子は息をのむ美しさだ。
沿道に並ぶ限定ナイトマルシェも見逃せない。名物の焼きカレーをアレンジした手軽なストリートフードや、地元クラフトビールを手に、ジャズの生演奏に耳を傾ける人々。歴史的建造物と現代アートが見事に融合した空間は、SNSでも「今九州で最もエモい夜景」として爆発的な拡散を見せている。