「かつれつ四谷たけだ」の知名度を一気に押し上げたのが、毎年10月頃から翌年4月頃まで提供されるカキバター焼きです。大粒の牡蠣に薄く粉をまぶし、強火で表面を香ばしく焼き上げつつ、内部の水分と旨味を閉じ込める調理法が採用されています。
フライパンの中でたっぷりのバターと特製醤油ダレが乳化し、鉄板から立ち上る香ばしい香りは食欲を強烈に刺激します。ひと口噛むと、牡蠣特有のミルキーなエキスとバターのコクが口いっぱいに広がり、添えられた千切りキャベツにタレを絡めて食べるだけでも極上の味わいとなります。
一方のカキフライも決して見逃せません。粗挽きの生パン粉をまとい、サクッと軽い食感に揚げられた衣の中から、熱々の牡蠣汁があふれ出します。自家製のタルタルソース、レモン、ウスターソースを使い分けることで、最後まで飽きることなく大粒牡蠣の旨味を堪能できます。「バター焼きとフライのどちらを選ぶか」は、常連客の間でも常に議論が分かれる至福の選択肢です。