小泉進次郎の「80歳年金」発言の真相!制度改革と国民負担の現実

小泉進次郎の「80歳年金」発言の真相!制度改革と国民負担の現実

小泉進次郎の「80歳年金」発言の真相!制度改革と国民負担の現実にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

「国民を80歳まで働かせる気か」――そんな怒りの声がネット上に溢れたきっかけは、小泉進次郎氏が自由民主党の若手議員らとともに提言した「人生100年時代における社会保障のあり方」だった。しかし、一次資料や実際の会議録を紐解くと、メディアが煽る「80歳一律支給開始」というストーリーとはまったく異なる構想が浮かび上がってくる。

真相はこうだ。小泉氏が提案したのは、支給開始年齢を一律で80歳に引き上げることではない。現行の「繰下げ受給制度」の選択肢を拡大し、80歳受給開始構想として希望者がより遅い時期から受給を選べる仕組みを作るという「選択肢の拡大」論であった。健康で働く意欲がある高齢者に対し、受給を遅らせることで毎月の受給額を増やす選択肢を与えようという趣旨だ。だが、「80歳」という強烈な数字だけが独り歩きし、国民の年金不安と結びついてしまったのが騒動の真相である。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。