この現象は日本国内にとどまらない。海外のデザインコミュニティやイラスト制作プラットフォームでも、日本独特の「おばあちゃん」をテーマにした作品が注目を集めている。割烹着姿で料理を振る舞う姿や、縁側で茶を飲む日常のひとコマなど、ジブリ映画を思わせる情緒豊かな情景描写が国境を越えてファンの心を掴んでいる。
西洋の力強いシニア像とは一味違う、静けさと優しさを兼ね備えた日本的な世界観。それが「癒やし(Iyashi)」という共通言語とともにグローバルなデザインシーンへ浸透している。日本のクリエイターにとっては、ローカルな日常風景をイラストに落とし込むこと自体が、世界的競争力を持つ強力なコンテンツとなり得る時代が到来したと言えるだろう。