天理教における金銭の拠出は、一般的に「お供え」と呼ばれる。他宗教で言うところのお布施や寄付と同義だが、そこには教義上の深い意味合いが込められている。教義では、自分の身体を含めたすべてのものは神からの借り物であり、感謝の意を込めて「ほこり」を払い、手放す行為がお供えとされるからだ。
実際の金額相場はどうなっているのだろうか。当取材班が複数の信者や元信者に聞き取りを行ったところ、月々の定期的なお供えは一口1,000円から数千円程度が標準的とされる。大教会や分教会への参拝時、あるいは月次祭(つきなみさい)の際には、数千円から1万円程度を包むケースが多い。無理のない範囲での少額拠出が基本原理とされているのだ。