愛する妻や子供との絆、知られざる私生活の秘話とは何だったのか。スクリーンやブラウン管で見せる完璧な演技の裏で、小野寺昭が何よりも大切にしてきたのが「家庭」という安心できる居場所だった。
多忙を極めた全盛期、連日のロケや深夜に及ぶ撮影スケジュールの中でも、彼は家に戻れば一人の夫であり、父親であった。芸能界という華やかながらも浮き沈みの激しい世界で、精神的なバランスを保ち続けられたのは、家庭内での穏やかな時間と妻の揺るぎない支えがあったからにほかならない。周囲の証言によれば、仕事の悩みを家庭に持ち込むことはほとんどなく、常に家族に対して温かい笑顔で接していたという。