テレビドラマ業界においても「食」を扱う作品のロケ現場は極めてシビアだ。料理が冷めてしまえば美味しそうな湯気や質感が失われ、俳優の演技にも影響を及ぼす。しかし、本作の現場は徹底した熱量で満ちていた。
主演の向井理はインタビューで、「カメラが回っていない時間でも、本当に美味しくてつい食べ過ぎてしまった」と振り返っている。北村匠海もまた、劇中でおいしそうに頬張るリアクションについて「作られた演技ではなく、一口食べた瞬間の本能的な感動をそのまま表情に出した」と明かす。
また、橋本マナミと神尾楓珠の掛け合いにおいても、アドリブを交えたテンポの良いやり取りが多数採用された。妥協のない現場の雰囲気が、画面越しに伝わる圧倒的なリアリティとグルーヴ感を生み出している。