嵐の凄みは、楽曲のヒットにとどまらず、メンバーそれぞれの個性がバラエティや報道、ドラマの現場で開花した点にある。高い歌唱力とダンス技術でアート面を支えた大野智、知性派として報道番組のキャスターを務めた櫻井翔、抜群の愛嬌とバラエティ適性で親しまれた相葉雅紀、高い演技力で映画賞を受賞し海外作品にも出演した二宮和也、そして演出面でもグループを牽引した松本潤。5人の絶妙なバランス感が視聴者を魅了した。
日本テレビ系の『嵐にしやがれ』や、フジテレビ系列の看板番組『VS嵐』など、グループ全員が出演する冠番組は常に高視聴率をマーク。彼らが画面上で見せる飾らない仲の良さと絶妙な掛け合いは、当時のテレビ文化の中心に存在していた。ジャニーズ事務所の歴史においても、これほどまでにバラエティ番組と音楽活動の両立を高次元で達成したグループは極めて珍しい。