介護脱毛とは、将来自分が病気や高齢化によって要介護状態になったときを想定し、あらかじめアンダーヘア(Vライン・Iライン・Oライン)を脱毛しておく行為を指します。若い世代が水着や下着のおしゃれを楽しむために行うVIO脱毛とは異なり、「衛生面の向上」と「排泄介助の負担軽減」が主目的です。
介護現場において、おむつ交換や排泄介助は最も頻度が高く、心身ともに負荷のかかる作業の一つです。アンダーヘアに便や尿が付着すると、拭き取りに時間がかかるだけでなく、ゴシゴシと強く拭くことで高齢者のデリケートな皮膚が傷つき、褥瘡(床ずれ)やかぶれ、感染症を引き起こすリスクが高まります。あらかじめ毛を減らしておくことで、短時間のケアで清潔を維持でき、においや蒸れの予防にも直結します。