アウトドア愛好家のコミュニティで「東の横綱」とも称される竜洋海洋公園オートキャンプ場の予約争奪戦は、年々過熱の度合いを増しています。予約受付は原則として利用月の2カ月前の1日午前8時30分(オンライン・電話共通)に開始されますが、ゴールデンウィークやお盆、秋の行楽シーズンの週末枠は、開始からわずか数分で瞬殺されるのが通例です。実際にネット上の予約システムを開くと、予約開始時刻の直後からアクセスが集中して待機画面が続き、ページが遷移したときには全日程が満室表示に変わっているという事態が日常化しています。
竜洋海洋公園の予約が取れない理由を現地スタッフへの取材や利用者の動向から紐解くと、単なるブームではなく圧倒的なリピート率の高さに行き着きます。場内は24時間体制の管理体制が敷かれ、清掃は隅々まで行き届いており、ゴミステーションや炊事棟には生ゴミ一つ落ちていません。芝生の手入れも徹底され、夜間の見回り巡回により消灯時間(サイレントタイム)のマナーが厳格に保たれています。キャンプ愛好家が抱きがちな「隣のサイトが夜中まで騒がしい」「水回りが不衛生で子どもが嫌がる」というストレス要因を極限まで排除していることが、ファミリー層の強固な固定客を生み出している最大の背景です。
竜洋海洋公園のキャンプ場に対するネットの反応を観察しても、「ここを経験すると他のキャンプ場に行けなくなる」「スタッフの対応が一流ホテル並みで安心感が桁違い」という絶賛の声が目立ちます。一方で、「電話が100回以上繋がらない」「ネット回線のスピード勝負になっていて初心者が予約を取るのが困難」といった悲鳴に近い書き込みも後を絶ちません。まさにこの需給の極端なアンバランスこそが、「日本一予約が取れない高規格キャンプ場」と呼ばれる所以です。