相次ぐユーザーからの指摘を受け、NTTドコモは通信品質対策を最重要課題と位置づけ、数千億円規模の設備投資を前倒しで投入する対策プロジェクトを継続しています。
公式発表によると、同社は全国数千か所におよぶ重点スポット(主要駅、繁華街、商業施設など)を抽出。現地での詳細な電波測定を行い、以下のような改善工事を進めてきました。
- Sub6基地局の追加設置とエリア細分化:1つの基地局に集まるユーザー数を減らし、トラフィックを分散。
- 基地局アンテナの角度・出力の精密チューニング:不要な電波干渉を防ぎ、適切な電波境界を再構築。
- 新周波数帯(4.9GHz帯など)の活用:利用可能な帯域幅を物理的に広げ、通信容量を底上げ。
- 5G SA(スタンドアローン)の商用展開加速:4G設備を介さず5Gコアネットワークだけで完結する構成へ移行し、遅延や切り替え詰まりを根絶。
現在では主要駅の構内を中心に「以前より快適に繋がるようになった」という手応えも確実に増えています。ただし、動画配信の高画質化や生成AIアプリの普及によりユーザー1人あたりのデータ消費量も年々拡大しているため、需要の急増と基地局整備のスピード競争が今なお続いています。