解体か保存か、震災遺構が直面する壁。現場で見た継承への挑戦

解体か保存か、震災遺構が直面する壁。現場で見た継承への挑戦

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屋外に晒されたコンクリートや鉄骨の劣化は著しい。長年の潮風による塩害や中性化が進み、建物の崩落リスクが年々高まっている。こうした老朽化を防ぐため、最新技術を活用した保存施工が本格化している。

特殊な樹脂注入や浸透性塗料による中性化防止、耐震補強を施しながらも、被災当時の衝撃的な外観や破壊された断面をそのまま維持する高度な技術が導入された。さらに、レーザースキャンを用いた3Dデジタルアーカイブ化も並行して進められており、物理的な老朽化への対策とデジタル保存の両輪で、被災の証拠を未来へとつなぐ挑戦が続いている。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。