焦るあまり、手元にあるものを何でも代用品にしてしまうのは非常に危険だ。衛生面や健康上のリスクから、絶対にやってはいけないNG行為が存在する。
第一に、新聞紙や雑誌、チラシなどの紙類を直接肌に当てる行為は厳禁だ。印刷インキに含まれる化学物質がデリケートゾーンの皮膚から吸収されたり、硬い紙の繊維によって皮膚や粘膜が擦れて傷ついたりする恐れがある。また、雑菌の繁殖リスクも高い。
第二に、使用済みの汚れた手ぬぐいや、ウェットティッシュの直接使用も避けなければならない。特にアルコール成分が含まれる除菌シートは、強い刺激によって粘膜の激痛や炎症を引き起こす。
第三に、代用品を長時間交換せずに使い続けることだ。トイレットペーパーや布類は生理用ナプキンのような専用の抗菌・高吸水ポリマーを備えていないため、放置すると急速に細菌が繁殖する。これはトキシックショック症候群(TSS)や深刻な皮膚トラブルの引き金になりかねない。
日本産婦人科学会の指針やヘルスケア・医療の専門家の見解においても、代用品はあくまで「新しい生理用ナプキンを手に入れるまでの数分〜1時間程度をしのぐ一時的な措置」と定義されている。産婦人科医の高尾美穂医師ら専門家が指摘するように、安全と衛生を優先し、可及的速やかに市販の生理用品へ切り替えることが大原則だ。