取材に応じた現場の医療スタッフは、「一刻を争う救急医療の現場を題材にしているからこそ、初期対応の動線は確保されていた」と当時の様子を振り返る。異変発覚から数分で救護班が一次処置を開始。バイタルサインの測定と経口補水液の投入、気道確保が行われ、救急隊へのスムーズな引き継ぎが完了した。
搬送先の総合病院で受けた詳細な検査により、重度の熱中症による急性脱水症状と診断。当初は集中治療室での経過観察がなされたが、医療チームの手際よい点滴治療と安静により、命に別条がないことが確認された。担当医師を中心とする医療チームは現在、無理な即時復帰を固く禁じ、段階的な体力回復を図る慎重な復帰計画を策定している。