「やめられない」の正体は?依存症を生むドーパミン暴走と脳の仕組み

「やめられない」の正体は?依存症を生むドーパミン暴走と脳の仕組み

「やめられない」の正体は?依存症を生むドーパミン暴走と脳の仕組みについて知っておくべき ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

近年、ネットやSNSを中心に「ドーパミンデトックス(ドーパミン断食)」という言葉が広がりを見せている。スマホや甘いもの、動画視聴などの刺激を一定期間完全に断つことで、脳をリセットしようという試みだ。

医学的に言えば、体内のドーパミンそのものをゼロにすることは不可能であり(生命維持に必須なため)、表現としては誇張が含まれる。しかし、ドーパミンデトックスの実質的な効果として、外部からの「超常刺激」を一時的に遮断することは、低下したドーパミン受容体の感度を回復させる上で極めて理にかなっている。

実践する際は、極端な断食を行う必要はない。「就寝前2時間はスマホを別室に置く」「休日の半日だけデジタルデバイスの電源を切る」「刺激的なジャンクフードを控え、朝の散歩でセロトニンを促す」といった現実的な刺激制限を行うだけでも、脳の疲弊した受容体は徐々に本来の機能を取り戻し始める。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。