清水寺や祇園周辺のメインストリートは、連日多くの人々でごった返す。だが、一歩路地に入り、あるいは北区の西陣や右京区の高雄方面へと足を延ばせば、静寂に包まれた極上の食空間が今も息づいている。地元客が日常的に通う昔ながらの食堂や、古民家を改装した小料理屋がそこにはある。
観光客が知らない限定ルートの筆頭は「早朝の鴨川・出町柳エリア」だ。早朝から営業している自家製豆腐の店や、出汁の効いた朝粥を提供する隠れ家は、午前の静けさの中で味覚を研ぎ澄ますには最適な選択肢となる。昼過ぎのピークタイムを避け、午前11時前の開店直後や午後2時以降を狙うタイムシフトも、行列を回避する鉄則だ。