アニメで実在の企業CMソングを使用する場合、当然ながらクリアしなければならないのが著作権および版権の許諾手続きです。パロディや濁した表現でお茶を濁すアニメも多い中、『ちいかわ』制作陣のアプローチは極めて真摯でした。
第34話のエンディングクレジットには、挿入歌として「青雲の歌」の楽曲情報とともに、「株式会社 日本香堂」の企業名とJASRACの許諾番号がしっかりと明記されています。正式な権利処理を経て、原曲のメロディと歌詞をそのまま使用したことが確認できます。
原作のノリを損なうことなく、企業の権利関係をクリアして堂々と地上波の朝番組で流すという、アニメーション制作スタジオ(動画工房)と製作委員会の丁寧な仕事ぶりが垣間見えるエピソードです。