2026年のミラノ・コルティナ五輪に世界が沸くなか、多くのスポーツファンが1992年のアルベールビル五輪でのドラマを思い出している。日本人女子選手としてフィギュアスケート史上初の銀メダルを獲得した、あの伝説の瞬間だ。
ショートプログラムでのミスという極度のプレッシャーの中、フリースケーティングの終盤で決めた劇的なトリプルアクセル。世界中の観客が固唾をのんで見守るなかで見せた一発逆転の跳躍は、日本のスポーツ史に刻まれる名シーンとして今も語り継がれている。失敗を恐れず、自分の最大の武器を信じて立ち向かったあの精神性は、今の日本代表選手たちにも脈々と受け継がれている。