FIFAランキングが単なる名誉や数字の誇示にとどまらない最大の理由は、ワールドカップ本大会の「組み合わせ抽選におけるポット分け」に直結するからです。48カ国が出場する2026年北中米ワールドカップでは、12のグループ(各4カ国)が編成されます。
ポット1には開催国の3カ国(アメリカ、カナダ、メキシコ)に加え、FIFAランキング上位9カ国が入ります。日本代表が目指してきた「世界ランキング1桁台=ポット1入り」という悲願は、ポット1に入れば世界最高峰のウルトラ強豪国(アルゼンチンやフランスなど)との同組対戦をグループステージで100%回避できるという絶大なメリットがあるからです。
現状の世界15位前後は「ポット2の最上位層」に位置します。ポット2に入ること自体、過去の大会(ポット3やポット4が定位置だった時代)に比べれば格段に恵まれた条件であり、グループリーグ突破の確率は論理上大きく向上します。しかし、ポット1に君臨する欧州・南米のメガクラブ級の代表国と同組になる宿命は避けられません。
一方、女子サッカーの代表格である「なでしこジャパン」に目を向けると、FIFA女子世界ランキングなでしこは世界7位〜8位前後で安定推移しています。オリンピックや女子W杯での実績に裏打ちされたポイントを堅持しており、男女ともに日本代表は名実ともに世界のトップ集団の一角としてマークされる立場へと完全にシフトしました。