かつて京都市中心部のオフィス街・四条烏丸エリア(蛸薬師通烏丸東入)に存在した「一蘭 京都烏丸店」ですが、すでに撤退・閉店しています。「なぜ利便性の高い烏丸店が閉店したのか?」と疑問を抱く読者も少なくありません。
この背景には、飲食業界全体における立地戦略と顧客動線の構造変化が存在します。烏丸エリアは主に地元のビジネスパーソンやオフィスワーカーが主体の街区であり、夜間や休日の集客力には一定の波がありました。一方、わずか1km東に位置する河原町店は、昼夜を問わず買い物客、学生、国内外からの観光客が絶え間なく流入する圧倒的なトラフィックを誇ります。
飲食チェーンの拠点最適化において、近接するエリアで客層が分散するよりも、圧倒的な稼働率を誇る河原町店へリソース(人員・食材供給・深夜オペレーション)を集中させ、郊外のマイカー需要を八幡店で確実に回収するという「都市部集中×幹線道路ロードサイド」の2軸体制へとシフトしたのが閉店の主因と考えられます。