「この木なんの木」の正体と現在!ハワイ名所の閉園疑惑と入場料の真相

「この木なんの木」の正体と現在!ハワイ名所の閉園疑惑と入場料の真相

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日立グループの企業イメージCM「日立の樹」に登場し続ける巨木の正体は、熱帯アメリカ原産のマメ科ネムノキ亜科に属する高木、「モンキーポッド(Monkeypod)」(学名:Samanea saman / 和名:アメリカネムノキ)です。雨が近づいて空が曇ったり、夕暮れ時を迎えたりすると自ら葉を閉じる独特の就眠運動を見せることから、ハワイ現地や英語圏では「Rain tree(レインツリー=雨降りの木)」の愛称でも親しまれています。

自生地では広く見かける樹種であるものの、CMに採用された「あの1本」は群を抜く美しさを誇ります。その樹齢は推定130年〜140年に達し、高さ約25メートル、枝張り(横幅)は約40メートル、幹の周囲は約7メートルという驚異的なスケールを誇ります。中央から左右均等に傘を広げたようなシルエットは、強烈な南国のスコールや貿易風に耐えうる強靭な生命力の結晶です。

この巨木がそびえ立つハワイの場所は、オアフ島のホノルル市街地から北西へ車で約20分、カメハメハ・ハイウェイ沿いに位置する歴史公園「モアナルア・ガーデン(Moanalua Gardens)」です。かつてハワイ王国のカメハメハ5世が別邸を構え、フラの復興を支援した歴史的聖地でもあります。19世紀後半、王族の財産を継承した実業家サミュエル・デーモン氏が世界各地の珍しい熱帯植物を植樹した過程で、このモンキーポッドも広大な敷地の一角に植え付けられました。単なる観光スポットの枠にとどまらず、ハワイの王国史から近代史までを見守ってきた風格が、画面越しにも伝わる圧倒的な存在感の源となっています。

吉田 誠
著者

吉田 誠

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