長年親しまれているIPだからこそ、ファンの間で事実とは異なる解釈が定着してしまった事例も少なくありません。ここでは、任天堂の公式見解と照らし合わせ、広く流布している誤解を正していきます。
最大の誤解の一つが、「クッパ7人衆(旧コクッパ7兄弟:ラリー、モートン、ウェンディ、イギー、ロイ、レミー、ルドウィッグ)はクッパの実の子供である」という認識です。かつて取扱説明書等で兄弟と表現されていた時期もありましたが、2012年にシリーズ生みの親である宮本茂氏が公式インタビューにおいて「現在の公式設定では、クッパの唯一の実子はクッパJr.のみであり、7人衆は直属の手下に過ぎない」と明言しています。
また、マリオ敵キャラ倒し方の多様化も近年の重要なトピックです。初期は「上から踏む」「ファイアボールを当てる」「無敵スターで体当たりする」という3大原則が主流でしたが、シリーズが進むにつれて「コウラをぶつける」「バックスピン」「キャプチャー(憑依)」「ワンダー効果による変異」など、敵を攻略する手段そのものがゲーム体験の拡張と直結するよう設計されています。敵を倒すだけでなく「敵の能力を利用して先へ進む」というギミックへの転換こそ、任天堂の真骨頂です。