ネット上では「ポーズ指示書は細かく作れば作るほど良い」「SNSでバズっているポーズを真似すれば間違いなくおしゃれになる」という言説が散見されますが、これは現場の実態と乖離した誤解です。
プロの撮影現場における盲点は、「ロケーションの光環境とポーズの相性」です。例えば、夕暮れの逆光ロケーションフォト構図において、表情を細かく見せるクローズアップポーズを指定しても、シルエットしか映らない時間帯であれば意図した仕上がりにはなりません。また、風が強い海辺のロケ地で複雑なヘアアレンジを見せる静止ポーズを指定しても、乱れ髪が気になって撮影が難航します。
信頼できるカメラマンを選んだのであれば、全体の3割程度は「その場の光や風を読んだカメラマンのお任せカット」として余白を残しておくことが、結果として予想を超えた奇跡の1枚を生み出す原動力となります。