フィットネスブームが定着した現在、ボディメイクや減量目的でささみを日常食に取り入れる人が増えています。しかし、現場のトレーニーやダイエッターの声を検証すると、開始から2〜3週間で「味覚疲労(味の単調さに耐えられなくなる現象)」を起こし、過度な反動からドカ食いに走ってしまうケースが頻発しています。
行動栄養学および食行動心理学の視点から分析すると、脂質を極端にカットした淡白な食事ばかりを続けると、脳の報酬系が刺激されず「満足シグナル」が正常に分泌されにくくなります。これを防ぐためには、良質な脂質(ごま油、オリーブオイル、ナッツ類)をごく少量補うことが極めて効果的です。
ささみ100gあたりの脂質はわずか約0.8g(日本食品標準成分表より)と極めて低いため、小さじ1杯(約4g)程度のごま油やオリーブオイルをタレに加えたとしても、1食あたりの脂質は5g未満に収まります。香りとコクを付加して脳の満足感を高めることこそが、中長期的なダイエットを成功させるための戦略的アプローチです。